2020年度から大学入試に使われる英語検定試験。いったい、どれがいいのでしょうか?
「取るなら、世界で通用するTOEFLやケンブリッジ英検を」「合否がある英検より、スコア式のTOEICの方がいいのでは?」など色々な意見がありますが、一番大切なのは、それぞれの目的や環境に合ったものを選ぶことです。
例えば、国内の大学を目指す人がTOEFLを大学入試に使おうとすれば、かなりの負担になることは間違いありません。逆に、海外の大学を目指す人であれば、その大学に必要な資格やスコアを取得しなければなりません。また、在籍する高校や塾・予備校がどのようなスタンスを取っているかも重要なポイントです。
さて、大学入試の「成績供給システム」に使用できる民間英語試験は、英検・TOEFL・ケンブリッジ英検・GTEC・TOEIC・IELTS・TEAPの7種類です。主なものについて、どのような人に向いているか簡単にまとめてみましたので、一つの参考として見て頂けると幸いです。※各試験の特徴などは過去のブログ記事をご覧ください。
■英検
海外での知名度・通用性に疑問を持つ人もいますが、日本国内の大学を目指す人であれば問題ありません。やはり、高校生にとって一番取り組みやすい英語試験であると思います。
国家資格ではありませんが、国内での信頼度は抜群で、一度合格すれば有効期限はなく、一生モノの資格になります。
■TOEFL・ケンブリッジ英検
高校卒業後、海外の大学に進学する人。志望大学の出願・入学条件に合わせ、必要な資格やスコアを取りましょう。
■GTEC
高校で実施していて、なおかつ、目標のスコアが取れるような指導がされている場合。
■TOEIC
活用範囲の広い英語資格ですが、やはり大学生以上の方にお勧めします。
但し、「成績供給システム」とは別に、大学の出願条件などに「英検〇級以上、またはTOEIC〇点以上」とある場合は、TOEICの方が実施回数が多いのでTOEICを受けるという選択もあるかと思います。
コメントをお書きください