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TOEFL・ケンブリッジ英検

 グローバル化が進む時代、英語資格は世界で通用するものを…と、英語教育に力を入れる高校や進学塾がTOEFLやケンブリッジ英検を実施し始めています。この2つは、海外での通用性・信頼性が高く、大学の入学資格や、海外企業へ就職する際の英語力の証明などにも使われる活用範囲が広い資格です。

 

■ TOEFLは、アメリカやカナダなど海外の大学で学ぶ際に、授業の理解やコミュニケーションに必要な英語スキルがあるかどうかを見る試験です。アカデミックな内容の長文を読んで理解できるだけでなく、ライティング・スピーキングにおいても相当の発信力が求められ、短期間の対策では太刀打ちできません。

 日本では、一定以上のスコアが単位として認められる大学も増えてきているようです。在学中に勉強しながら目標スコアを取り、海外留学に備える学生も多いです。

 

■ ケンブリッジ英検は、イギリスを始め、ヨーロッパの大学や企業などで広く使用されています。レベルにより試験内容が違うため、初級者から超上級者まで自分のレベルに合った試験を受けることができます。

 初中級のテストは日常生活に関連した内容が多く、より実践的で取り組みやすい印象です。とは言っても、選択問題だけでなく、穴埋めやテーマ作文などの筆記問題もあるので、しっかりした実力が必要です。

 スピーキングは、面接官とのQ&Aの他に、受験者同士がペアになって会話をする形式もあり、より積極的なコミュニケーション能力が求められます。このペアワークは、会話が自然に続けられるように工夫されており、日本の学校でも是非取り入れてみるといいのではと思います。