英検に次いで認知度の高いTOEICは、L&R(Listening&Reading)とS&W(Speaking&Writing)が別々に実施されており、スピーキングとライティングは単独で受けることも可能です(ライティングは団体受験のみ)。但し、2020年度以降の大学入試で利用する場合は全て一緒に受けなければなりません。
一般的に「TOEICのスコア」と言うとL&Rのスコアを指すことが多く、満点は990点。大学の推薦入試や、就職の際の英語力の目安として「英検〇級以上、またはTOEIC〇点以上」などの条件がつくこともあり、活用範囲の広い英語資格試験と言えます。
けれども、高校生が大学入試に利用する試験と考えると、内容がちょっと大人向けかな…?という感じがします。
■長文問題は、ビジネスメールやセミナーの案内、旅行日程など実用的なものが多い。英検やセンター試験の長文問題と傾向が違うので、様々な形の英文に慣れる必要がある。
■級別の問題ではないので、難易度の異なる問題が混じっている。このため、難問は捨て、要領良く解いていかないと最後まで終わらない。
■リスニング問題の読み手の英語が、アメリカ英語だけではない。イギリス、オーストラリア、カナダなど多彩なので、聞き取りにくい場合がある。
短文穴埋め問題は、語彙・文法ともに高校英語で対応できるものが多く、受験英語と重なりますが、目標点数を取るためにはやはり問題集で問題傾向を把握することが大切です。英検と比較すると、約400点/準2級程度、約530点/2級程度、約710点/準1級程度とされています。
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