この4月から、小学6年生向け英語クラスを新設しました。
私事になりますが、私が小学生対象の英語教室を始めたのは、もう20年以上前になります。その当時の英語教室では、ゲームや歌、イベントも盛りだくさんの楽しい授業を行っていました。私自身の英語の原点が、幼い頃テレビで見た「セサミストリート」だったので、子供達にも、中学の文法中心の英語を学ぶ前に、セサミストリートのようなワクワク楽しい英語の世界を体験してほしいという思いがあったのです。
しかし、時代と共に、小学校・中学校の英語の位置付けが大きく変わりました。まず、小学校で英語の授業が始まり、従来、英語教室でしかやってなかったようなアクティビティや、ネイティブスピーカーとの会話練習などは、学校で日常的に行われるようになりました。中学英語では、もう基本的な英語は小学校で身に付いているという前提のもと、文法の説明は少なくなり、いきなり難しい単語や文章を読みこなしていかなければならない状態です。
では、今、塾の英語に何が必要なのか。
私は、基礎文法をしっかり教えることだと思います。
以前の中1英語は、アルファベットを正しく書くことから始まり、be動詞・一般動詞・3単現の文を、主語を変え、疑問文・否定文に変えたりしながら、何度も繰り返し練習しました。Does he play tennis?のような文を正しく書けるようになるためには、何度も繰り返し、経験を積まなければならず、ある程度の時間が必要です。しかしながら、今は最初の3か月で、過去形の文まで進むので(しかも、不規則変化の動詞から始まるので、本当に分かりにくいです)、be動詞と一般動詞の区別すら曖昧なまま、次々進んでいきます。
実際に、中学生を指導する中で、今までにはないような、びっくりするような間違いが数多く出てきます。
例えば、What is you eat for lunch?のような文を作った生徒に、「なぜ、is youにしたの?」と聞くと、「だってWhat is って言うでしょ?あ、でも、isじゃないなら、are youかな。でも、What areって、へんじゃない?」
うーん、確かに、What is this?のような質問、聞く機会が多いですからね。そう考えると、What are ~は、違和感があるのかもしれません。でも、What are you eat for lunch?も間違いですが…
生徒「え!?違うの?」
まず、元々の文は You eat ○○ for lunch.
疑問文にすると、Do you eat ○○ for lunch?
それに、疑問詞whatを先頭につけて、What do you eat for lunch?
そう説明すると、その生徒も納得していましたが、感覚だけで文を作ることがいかに難しいかを痛感する一例でした。
できれば、文法など学ばなくても、英語をたくさん聞いて使って、自然に英語が使いこなせるようになるのが、理想ではあります。けれど、そうなるためには、膨大な量のインプットと、英語を使う環境が必要でしょう。やはり、外国語として英語を学ぶためには、基本となる文法はとても重要であると、私は思います。
当塾の小学英語クラスは、アルファベットやローマ字を正確に書くことから始まり、スペルと発音の関係、基本的な単語を理解し、読んで書けるように。そして、文法は、be動詞と一般動詞を繰り返し学びます。いわゆる、以前の中1英語を1年間かけて、正確に、自由に使いこなせるようになることを目指します。
英検は、結果的に合格レベルになると思いますが、あえて目標にはしません。なぜなら、英検合格を目標にすると、どうしても、パターン練習になり、根本的な理解ができていなくても、正解してしまうことが多いからです。
さあ、中学に向けて、英語の土台をしっかり作りたい、英語に興味があり、もっと学びたい、そんな小学5・6年生の皆さん、一緒にスタートしましょう!
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